看護師は常に人材が求められている職業なので、仕事先が見つからないと困る事はほとんどありません。
もちろん現状維持のままで働き続ける事はできますが、少し努力する事で、自分の看護師としての地位を高めていける職業でもあります。

スキルアップの方法としてまず挙げられるのが、資格の取得です。
認定看護師や専門看護師を目指す人が多く、これらの資格を取得する事で特定看護分野のスペシャリストを目指せます。

ちなみに認定看護師には救急看護や緩和ケア、不妊症看護、新生児集中ケアなど21の認定専門分野があり、専門看護師にはがん看護や精神看護、在宅看護など13の専門看護分野があります。
いずれにしても資格の取得は容易ではありません。ただ取得した際にはこれまで以上に仕事の幅が広がり、看護師としての仕事が更に楽しくなる事が期待出来ます。

働く場所を変えてみるのもスキルアップに繋がります。例えば大学病院からクリニックへ、その逆のパターンであっても新たに学ぶべき知識や技術があります。
大学病院では行って無かった業務が、クリニックでは当たり前のように行われる事もあり、最初は戸惑うかもしれません。しかし時間が経過すれば慣れていくもので、自然とその業務も身に付いていきます。

色々な場所へ行って様々な看護業務を経験すれば、どの場所に行っても仕事を卒なくこなせるようになるもの。どこでも万能に動ける看護スキルは、非常に大きな武器になるはずです。看護現場で重宝される人材になりたいのであれば、一つの現場に留まらず、積極的に場所を変えて活躍していきましょう。