看護師が転職するには適した時期があります。それは期の区切りとなる3月から4月の時期です。
この期間は人事や事業計画、スケジュールの区切りになるので退職者も比較的多い時期です。これによって新しい人員の需要も増え転職もしやすくなります。また人手が足りない医療機関では待遇面で良くして貰えることもあります。

その他、半期の区切りである9月から10月も需要が増えます。期の区切り以外に求人数が増える時期は7月や12月です。これはボーナス支給後に退職する人が多いことに起因します。

そして、転職をする際に気をつけてほしいのが、働いている現場への退職理由の伝え方です。
間違っても職場環境や待遇面での不満などは言ってはいけません。場合によっては待遇の改善案を提示されて引き止められてしまうようなこともありえます。
できるだけ、キャリアアップの為に学校に通う、海外研修に行くなどの前向きなことがあればそれを全面に出しましょう。また結婚や転居、親の介護など生活面での変化に対応する為という理由も快く受け入れて貰えます。

もう1つ注意すべきことは、最後に職場に迷惑を掛けないよう配慮することです。
転職を決めたら直属の上司に、3カ月前には理由を含めて申し出る必要があります。スケジュール調整や人員配置、引継ぎなどに十分に余裕を持って行えるように配慮しましょう。

そして最後の勤務日まで責任を持って明るく働き、最終日にはお世話になった上司や先輩、スタッフ全員に心から感謝することも大切です。
同じ医療業界の仲間と良い形で繋がっておくことで、この先有益な情報をもらえるような可能性もあります。「もう会わないから」と軽率な態度を取ることは絶対に控えましょう。